まぶたの病気 眼瞼下垂の患者・家族を支援しているおーばです。
今回も、2013年8月上旬に実施したおーば家次男の眼瞼下垂修正手術のことを書きます。前回はこちら
今日は、2003年の手術から10年間 次男はどんな感じだったかということを
振り返ってみます。
2歳8か月で最初の手術をした後も、そのまま帝京大眼科に定期的に通院して
1、視力のチェック
2、まぶたの形やその後の下垂の状況のチェック
3、角膜に異常がないか
などを 診ていただいておりました。
帝京に診ていただく前から 次男は下垂している方の眼に乱視と遠視があえうのが分かっていましたが
10年前は まだ漫然と「眼瞼下垂の手術をすれば、視力の左右差もなくなる」
というような認識を持っていました。
実際、まぶたを挙げる手術をして、3歳になっても
下垂側の視力の伸びは思わしくない。健眼との差は開いてゆき
それでも「即・メガネ」にはならない程度で様子をみており
しかし5歳になって やっぱりメガネによる視力矯正をした方がいいでしょうということになりました。
親として、最初は「やっぱり避けられないか」と落胆したものの
メガネは微妙に左右差の残る目の大きさをカバーしてくれました。
以来現在も メガネをかけ続けております。
一般に視機能は6〜8歳で完成すると言いますので
いわば追い込みをかけたようなものですが、
さすがに5歳ともなれば親や先生の言うことが分かるようになるもので、
それに、メガネを通してみた方が良く見えるということも実感できたようで
メガネをかけた生活にはスムーズに移行できました
小学校低学年のころにはすでに「矯正視力」は下垂していた方が良いくらいに
視機能が 向上いたしました。
視力の問題からは卒業できたものの
見た目の症状は残っていたので、やはり毎年帝京には通院していて
「まぶたの手術、どうしますか?」という話も必ず出てきます。
親としては、多少左右差のある目の大きさにもすっかり見慣れてしまい
本人の望む時期までは再手術はしなくていい と思うようになりました。
ですので2012年の夏に本人から「手術したい」という言葉を聞いたときには
かなり意外だなと思いました。
というのも 次男は親に対して 眼瞼下垂であることの不満や不便さなどを
ほとんどくちにしたことが無かったから。
別に気にせず生きているものだとばっかり思っていたんです。
そうでもなかった ということです。
一つの誤算があったとすれば
本人的には小学校を卒業し、中学に入る前の春休みに手術を受けたかったようですが
夏休みと春休みは、特に手術をする予定が多くなるため
希望の時期の手術ができず 夏休みまで待たねばならなかったということ。
まあ、まぶたの手術はどうしても腫れるので
仮に春休みに手術していたら まだ腫れの残る顔で中学に入学することになっていたし
長い夏休みに手術が受けられて良かったと思っております。
時期の問題というのは 正解がないものですが・・・。
今日はこの辺で。続きは次回。
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2013年08月10日
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