2013年06月22日

メディカルメイク・カバーメイクの利用(追記あり)

まぶたの病気 眼瞼下垂の患者と家族を支援しているおーばです。
今回は主に成人の眼瞼下垂当事者さんに向けたお話をします。

突然ですが 皮下出血(通称・青タン)ってご存知ですよね?

おでこぶつけた

皮膚に近い血管が破損してしまい、そこから出血すると皮膚表面に青紫色の内出血斑が浮かび上がってきます。打撲したり、静脈注射の失敗の場合などでも起きることがあります。

皮下の血液は徐々に体内に吸収されてゆくのですが、出血の量が多いと引くまでに時間がかかります。
重力にしたがって徐々に下がりつつ、黄色っぽく変色した後、普通の皮膚色に戻ります。
出血の量にもよりますが、完全に引くまでに3週間前後かかることもあります。

そして、眼瞼下垂の手術では腫れることはかなり有名ですが、まぶたを切開して中の組織を操作するので、(手術の方式にもよりますが)その部分から少量ながら出血します。このため皮下出血斑がが出ることがあります
そして、普通のファンデーションではこの内出血を隠すのは難しいかもしれません。

こういった場合 
状況が許せば、内出血が目立たなくなるまで人前に出ないようにすることも可能ですが、
お仕事を持っている方の場合、長期にお休みするのは厳しい。
そんな時、専用のファンデーションを使うことで皮膚色を自然な色にするメイクアップ技術があります

メディカルメイクカバーメイクリハビリメイク など呼び名はいろいろあります。
もともとは、目立つアザや火傷のある皮膚に対し その症状を隠すというところから始まった技術ですが
タトゥーを隠したり、シミそばかすを隠すのにも用いられるようになっています。
当然、創傷治療中の一過性の内出血や皮膚変色にも応用されます

こういった専用の化粧品はどこで手に入るかというと、
全国にメディカルメイクのサポーターが活動しているということですので、お住まいの地域で探してみるのも良いでしょう。
形成外科、美容外科のクリニックに相談するという手段もあります。(追記あり↓)

創傷治療目的から生まれた化粧品は全国のデパートなどにも出店しています。

また、手術に際しての利用で ご注意いただきたいのは
メディカルメイク、カバーメイクをご利用をお考えならば、ぜひ眼瞼下垂の手術の前に医師と相談しておくことをおススメします。
内出血がひどくなってきてから、次の診察日を待って医師に確認して…という手順をとると、かなりのタイムロスになり、メイクでカバーする時期を逸してしまいます。
術後に日を置かず社会復帰する場合は特に、術前に執刀医に手術後のメイクはいつからしてよいかを確認しておけば、術後に慌てずに済むでしょう。

今回は、眼瞼下垂の手術後の内出血に話題を絞りましたが
メディカルメイク、カバーメイクは応用範囲の広い技術です。癌の治療に伴う皮膚の変色や、内臓疾患から来る皮膚の問題にも対応するということですので、この記事を読んだあなたや 身近なだれかのお役に立つことがあるかもしれません。覚えておいていただけると光栄です。

(6/24 追記)
今回のお話は、知人で、メディカルメイクのサポーター江澤玖如子さんから教えていただきました。以下は、ブログアップ後にいただいた江澤さんからの補足説明です。(ありがとうございます)

化粧品購入の件ですが、直接メーカーに注文して買うことも出来ます。

ただし、肌に合うファンデーションの色選びや付け方等がよく分からずに購入されるので
メディカルメイク本来の特性が生かされず、自己流で付けて
「買って使ってみたけど思ったようではない」と言われることも多く聞きます。

そのような時は、購入された化粧品を使ってきちんとメイク指導をすると
本来のキレイなカバーが出来てご満足いただけます。

ちょっと面倒に思われるかもしれませんが、
メディカルメイクでは、化粧品の特性を生かすように正しい使い方を指導するのが
私達サポーターに役割でもあります。
(サポーターは販売が目的ではないのです)


ということです。
ぜひ、ご参考になさってください。


本日もお読みいただき、ありがとうございます。


「NPO法人眼瞼下垂の会」のホームページも合わせてご覧ください。NPO法人眼瞼下垂の会では会員を募集しています。
Facebookにてfacebookページ「眼瞼下垂の会」を開いています。
mixiページ「眼瞼下垂の会」をスタートしました。
(Facebook/mixiのアカウントを持っていなくても、リンク先のページを見ることが出来ます。)
posted by 大場 美津子 at 17:31 | Comment(3) | おしらせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私は眼瞼下垂ではないけれど…
このごろ顔の白斑が気になり始めました。
今までは普通のお化粧で隠れていましたが、最近はファンデーションを塗ると白斑の部分だけオレンジになってしまいます(Pq´∀` ;)
また腕の火傷痕も酷いので、それも夏は気になります。
メディカルメイクのサポーターさんなんて方々が居るなんて知りませんでした!
検索してみます★
Posted by おとめ at 2013年06月23日 19:47
おとめさん 書き込みありがとうございます。
記事がさっそく役に立って何よりです。

お近くにサポーターさんが見つからなくても
皮膚科や形成外科で相談にのってくれるケースもあります。
ぜひ ご検討ください。
Posted by おーば at 2013年06月24日 04:14
おーばさん、コメントありがとうございます。
今日、さらに顔の白斑の範囲が広がっていることに気付き愕然としました。
愛知には豊川市に、サポーターさんがいらっしゃるんですね!
もっと名古屋市内にも増えてくれたら嬉しいです〜。

皮膚科&形成外科も探してみようと思います。
自分でキレイに隠せるようになりたいなあ。
Posted by おとめ at 2013年06月29日 19:58
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