スマートフォン専用ページを表示

眼瞼下垂(がんけんかすい)の広場・blog

gooddo_logo_fix.png


公式サイト
logo.gif

soudan.gif

60.119.251.162.gif

oyako.gif

seijijj.gif

自己紹介
名前 :大場 美津子
現住所 :神奈川県藤沢市
家族 :夫、息子(成人)×2
職業 :NPO法人代表・主婦
資格 :看護師、認定心理士
法人HP:http://gankenkasui.org
mail:info@gankenkasui.org
メッセージ:2000年に生まれた次男が先天性眼瞼下垂だったことがきっかけとなり、眼瞼下垂の患者さんとそのご家族を応援する活動を続けています。
みなさまと一緒に、考えてあゆんでいきます。
mixiでは「先天性眼瞼下垂kids」というコミュを運営しています。
ooba_sanをフォローしましょう
Facebookに眼瞼下垂のページがあります。

download.jpg

2022年11月の講演の資料です
1106大場講演.pdf

ダウンロードできます(PDF)
IMG.jpg


産科のスタッフのみなさんに贈る
「まぶたの開かない赤ちゃんに出会ったときの本」


PDF.jpg
産科プロジェクトでいただいたアンケートを、集計いたしました。


リーフレット
↑《NEW》 団体のリーフレットです


<< イベント紹介「明治大学ヒューマンライブラリー」 | TOP | よしもとばななさんと、アイパッチの思い出 >>

2012年12月05日

「普通」についてあれこれ考える。

まぶたの病気、眼瞼下垂の患者・家族を支援している、おーばです。

今回は、先日私も参加した「ヒューマンライブラリー」で
論じられたテーマ「普通ってなんだろう」について考えてみます。

そもそも、普通っていうことばや「普通」であることって
私たちは、全然意識しないで日常を過ごします。

3・11以来「普通の生活のありがたさがわかった」というのも聞きますが
そういう観点からすると、当たり前だと思っていることとか
「災害・被害・病気・障害のない状態」っていうのが 普通ということになるでしょうか。

では、(先天性眼瞼下垂もそうですが)生まれながらに病気や障害がある場合はどうなんだろう。
生まれたときからの状態っていうのが、その人にとっての「普通」であることも、真実なんですよね。
物心つく前に手術を経験していれば、その手術を経ている「今の顔」が普通なのです。

眼瞼下垂は、たとえば手術をすることによって見た目を改善させることは可能です。それは「普通の状態」に持っていくための措置です。手術をしてしまえば、それと知らない人にとっては病気だと思われることもほとんどない のかもしれません。
それでも、まばたきに若干の違和感があったり、閉眼しにくくなったりということもあるので、眼瞼下垂の患者さんの多くは、「普通になりきれない自分」と向き合い続けているのです。

一方、手術をしない状態では、まぶたの左右差は、事情を知らない人にとっては「目立つ」ものです。たぶん動物の習性としても「周囲とは違うもの」に意識が向いてしまうのは、避けられないことだと思います。だから、これはある意味変えようのないことだろうと思います。
幼稚園児や、小学校低学年くらいまでのお子さんにとってはそれは「不思議」「好奇心」の対象になるし、あからさまに顔を覗き込んだり、わざわざ本人や家族にきいたり「へんなの!」とハッキリ言われてしまったりするわけで。
当事者として、家族として。わかっていても、言われればショックを受けるのが「普通」だったりします。

社会性が育っていけば、相手に対する礼儀や思いやりというのがわかるので、むやみに他人が嫌がることは言わなくなってきます。まあ、個人差があるので、大人になってもイヤなことを言ってくる人って、まわりに1人くらいいたりするのも「普通」なのですが。
「世の中にはいろんな人がいる」ってことを学んで、ひとりひとりの中に「普通」の基準というのが醸成されてくるものなのだろうなあって思います。

家族に患者がいるわたしが個人的に感じるのは
「眼瞼下垂」というのはその人のほんの一部分でしかなくて、ある一面だけを見て「普通ではない」というレッテルを貼る必要は、まったくないってこと。恥じたり隠れたりすることはないし
それこそ、「普通」に生きてほしいし、生きられる。

先天性にしても後天性にしても ちゃんと自分と向き合うからこそ葛藤もする。そして、いまの自分を受け入れようとすることや、「改善したい」と思うことを、成長とか成熟と呼ぶのだと思います。(本人が意識していなかったとしても)

長くなっちゃいましたけど、もう一つ。
この活動に本格的に取り組むようになって、「自己肯定感」ってとっても大切だなって思うようになりました。そして自己肯定感を育むには周りの人からたいせつにされることが必要なのだとも。愛されて育つということは、その人にとっての一生の宝になります。
「普通」の形はひとそれぞれなのだろうけれど、たいせつに育むと きれいなかたちの「普通」が育ってくれるように感じるのです。

今日も、お読みいただきありがとうございます。

「NPO法人眼瞼下垂の会」のホームページも合わせてご覧ください。NPO法人眼瞼下垂の会では会員を募集しています。
Facebookにてfacebookページ「眼瞼下垂の会」を開いています。
mixiページ「眼瞼下垂の会」をスタートしました。
(Facebook/mixiのアカウントを持っていなくても、リンク先のページを見ることが出来ます。)
【見た目の問題の最新記事】
  • 見た目問題 写真展に行ってきました!
  • 【眼瞼下垂ブログ】情報誌の紹介・My F..
  • 【眼瞼下垂】見た目問題の勉強会に参加して..
posted by 大場 美津子 at 05:56 | Comment(0) | 見た目の問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

kiyaku.gif
検索
 
f.jpg

b_02.gif
・眼瞼下垂・はじめの一歩
・イラストで見る眼瞼下垂
・視機能のはなし
・書籍の情報
・Dr.との一問一答集
・手術と「整形」をめぐる悩ましい問題
・パンフレット
・病院の情報
・眼瞼下垂ご本人へ
・わが子の経過(2000-2005)
b_03.gif
・mixi
・Twitter
・体験談を募集
・交流会(オフ会) b_04.gif
・リンク集
・活躍する仲間の紹介
・自身(家族)の体験談
最近の記事
(03/24)4月27日 がんけんかすい 交流会を開催します(東京)
(12/13)長野こども病院野口先生のオンライン講演会について
(12/09)がんけんかすい 当事者のオンライン交流会【参加者募集中】
(12/09)がんけんかすい 親子のオンライン交流会【参加者募集】
(11/28)【眼瞼下垂の会】2024年12月〜のオンライン交流会を休止します
カテゴリ
このサイトの紹介(7)
眼瞼下垂ってなんだろう(39)
読者の疑問に一問一答(14)
先天性眼瞼下垂のおはなし(27)
イラストで眼瞼下垂を知る(12)
視力の話(13)
病院のえらび方(18)
手術のときに気になること(6)
見た目の問題(4)
体験記(16)
大場家・次男君の経過(11)
仲間づくり(コミュニティ)(3)
交流会(オフ会)の情報(102)
眼瞼下垂・ご本人へ(12)
親と子の問題(20)
かしこい患者になるために(18)
管理人の活動(21)
管理人のことば(45)
NPO法人としての活動(28)
本の紹介(8)
RDF Site Summary
RSS 2.0
b_05.gif
・管理人の経歴
・管理人のつぶやき

最近のコメント
【終了】7月2日 眼瞼下垂 オンライン講演会 眼形成・金子博行先生
 ⇒ 言霊 (05/16)
「当事者の語り」をきいてみませんか?
 ⇒ フレイク (12/07)
眼瞼下垂の広場へようこそ!
 ⇒ おーば (08/31)
 ⇒ りーちゃん (08/31)
 ⇒ おーば (03/24)
 ⇒ たか (03/24)
 ⇒ 坂本 征男 (06/21)
 ⇒ 坂本 征男 (05/28)
 ⇒ おーば (05/28)
 ⇒ 坂本 征男 (05/27)
 ⇒ おーば (05/26)
 ⇒ 坂本 征男 (05/24)
【参加者募集】6/19 7/11 眼瞼下垂 おとなのリモート交流会 
 ⇒ 大場美津子 (07/13)
 ⇒ シロクマ (07/09)
 ⇒ しめじたくや (06/22)
 ⇒ 大場 (06/20)
 ⇒ ハル (06/20)
 ⇒ 大場 (06/20)
 ⇒ ケンケン (06/19)
【開催報告】2019眼瞼下垂の会 大阪交流会
 ⇒ 松村沙織 (09/21)
2019年度 眼瞼下垂の会 総会のお知らせ
 ⇒ おーば (06/21)
 ⇒ フレイク (06/21)
 ⇒ ゆか (05/13)
形成外科と美容外科
 ⇒ 大場美津子 (03/02)
 ⇒ 神崎五十雄(かんざきいすお) (02/17)
【開催報告】2018 眼瞼下垂東京交流会
 ⇒ おーば (04/02)
 ⇒ さち (03/26)
<参加者募集>2018年1月14日 仙台で眼瞼下垂のサロン開催
 ⇒ おーば (01/08)
 ⇒ マロンソーダ (12/22)
【眼瞼下垂】ものを見る“ちから”を養う 訓練(アイパッチとめがねについて)
 ⇒ おーば (12/17)
 ⇒ うちだじゅんぞう (10/23)
QRコード
SSL標準装備の無料メールフォーム作成・管理ツール | フォームメーラー


/ 個人情報 / 著作権 / 問い合わせ先 /


<NPO法人眼瞼下垂の会> 眼瞼下垂の会は、誰でも入会できます。
入会をご希望の方・お問い合わせは下記へおねがいいたします。

〒251-0052 神奈川県藤沢市藤沢520-1-203
眼瞼下垂の会 代表 大場美津子
電話・FAX 0466-28-4038(火・木をのぞく9〜16時)
Powered by Seesaa
Seesaaブログ