今回は前回の記事とも大いに関連するお話です。
あるとき、手術を目前に控えた 幼児期のお子さんの親御さんから
手術が上手くいけば、眼に対してのコンプレックスは無くなりますか?
尋ねられました。
手術後の腫れも引けば まぶたの下がっている状態は かなり目立たなくなりますので
見知らぬ人から指摘されるケースは少なくなると思います。
ただし
コンプレックスは 医師が手術と一緒に消し去ってくれるものではありません。
心のありようによって コントロールする問題だと考えています。
大切なのは 本人の「良かった」感です。
それを 伝えられるのは 家族であり まわりのお友達です。
そのためには まずは家族が 手術をポジティブに考えたほうがよいのです。
「かわいそう」「わたしのせいで」という思いにとらわれてばかりいると
親の表情も どうしても曇りますし、
その親の表情を見続けているこどものほうも
「わたしのことで、親が悲しんでいる」という気持ちになります。
お子さんに「手術 がんばったね、まぶたが開くようになったね」
とお声をかけ続けるのが よろしいかと思います。
お子さんに対して手術の話をするときに 笑顔で話すように心がけたなら
お子さん自身も病気のことや手術のことを 必要以上にネガティブに考えにくくなるとは思います。
わが子の手術は、親にとって 本当に重大な決断になります。
心配や 不安はあって当たり前。
リスクの全くない手術というものも 存在しません。
よくよく考えた末に 今は手術をしないという選択肢だってあります。
この治療によって得られるものはなんだろう しない場合はどうだろう
ということを今一度考えれば進む道も見えてくるように思います。
それぞれのご家庭で じっくり考え話し合って
「我が家」の方針を決めてゆくことが 大切なのでしょうね
今日も、お読みいただきありがとうございます。
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