おーばです
前回に引き続き、「顔のあざ」のお話。
長男は中学デビューを前に
思い切って 3月半ばに、親に自分の気持ちを打ち明けてくれました。
半年早く、私が長男のきもちをわかっていたなら
長男は願いどおりに あざを目立たなくして中学生活をスタートできたと思います。
残念ながらそれはかないませんでした。
今回長男は、夏休みに手術をすることであざを目立ちにくくするという医師の説明に納得できたのですが、親として「ああ、長男がずっと悩んでいたことを もっと早く察知してあげればよかった」ってやはり申し訳ない気持ちになりました。
ひるがえって。
先天性眼瞼下垂のお子さんをお持ちの親御さんで、手術を小学校に入学の前後にと考えていらっしゃるかたや 幼児期に一度手術をしたけれど、いずれ再度の手術が必要になるだろうといわれているご家庭は 結構多いと思います。
(我が家もそうです)
小学校に上がるようになったら 手術をする・しない は本人の意見を最優先にしてあげてほしいです。
自身の眼瞼下垂が 気になる 気にならないってことや
いつころに手術をしたいと思う ということなどが お子さんの口から出てきやすい環境にしてあげてほしいのです。
一昔前によくあったのが、大学生くらいの眼瞼下垂の当事者の方からのメールで
ちいさいころからずっと一人で悩んできて 親にも相談できなくて
(親には、なんだか相談できないような感じだった)
手術しようと決意して 親にそのことを話したら
「あなたがそんなに悩んでいたなんて」
「いつ手術したいといってくれるか ずっと待っていた」
って 親が泣くんですって。
その親も わが子の眼瞼下垂をひとりで受け止めようと必死だったのかもしれないけど
それを 本人と分かち合えればよかったのに と思う
親子のあいだで
問題を共有するってことが まず大切だと思う。
定期的な受診のときに、聞いてみるのもいいかもしれない。
「学校で、まぶたのこと言われちゃったりする?」
「あなたは まぶたを手術したいと思う?」
仮に、ほかの疾患・症状でも それなりに聞くタイミングはあるのではないかと思います。
親が、自分の症状のことを気にかけてくれることが理解できると、
こどもも安心して 自分の抱えている悩みを話してくれるかもしれません。
もちろん
時には「裏目の反応」が出ることも あるのかもしれないけど・・・。
親がどんな気持ちで子を思っているのかは、子にもちゃん伝わるものだし
子も 親がびっくりするほど 親のことを思って生きています。
でも だからこそ
「思いを言葉で共有する」ってことは、お互いにとって 良い結果を生むものです。
親も 子も 気持ちを きちんと相手に伝えることを心がけたいですね。
2011年04月02日
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