大場です。
掲示板に
弱視のトレーニング方法が何かあるのか?というご質問がありました。
過去の記事にもありますように
視機能が固定してしまう前であれば訓練で改善する余地が大いにあります。
具体的な方法について述べますと
☆アイパッチで「健眼」を隠して 見えにくいほうでものをみる。
☆めがねで矯正して「見えにくさ」を解消し 積極的に眼を使うことで患眼の視力を向上させ、両方の眼でものを立体的に見る力を養ってゆく。
・・・という方法がとられます。
いずれも 医師の診断のもとでやっていただきます。
めがねについては検眼して合うめがねを作るところから始まりますので、そのめがねをかけることが訓練になります。
アイパッチについては 見えるほうの眼を隠してしまうので
見えるほうの視力の発達にも悪影響を及ぼす可能性があるとも言われます。
自己流でやってしまうことは大変危険です。
これらの訓練は、本人がその必要性がわかると とてもスムーズですが
お子さんにの年齢が2歳未満の場合は
アイパッチやめがねをイヤがって どうしようもないということの方が多いように思います。
訓練がうまくいかない場合も
受診のときにには 主治医に素直に報告しましょう。
うその報告をしていると 医師はその報告を信じますので
とるべき手段を誤ってしまうこともありますよ。
もうひとつ思い出したのが
訓練を嫌がるわが子に 必死になって訓練を促すとき
ママの顔 きっと怖くなってるような気がします・・・。
お子さんはきっと もっと イヤがりますよね。
特にアイパッチのときは
お子さんが思い切り楽しいと思うことを 取り入れましょう
お気に入りのDVDでもいいし
年齢によっては 携帯ゲーム機でみっちり遊ぶのもアリですし
お外の景色を見て気分転換するのも いいですね。
訓練をすることは お子さんの一生にとってプラスになるのですから
親子で楽しいひとときがすごせたらいいですね。
コメントに気づくのが遅くなりすみませんでした。
眼瞼下垂の手術を検討していたのにしないほうがいいといわれて
悩んでいらっしゃるのですね。
うちださまの目の状況を見ないと、意見を言うのが難しいのですが
「あえて手術をしない」という選択もあると
私は思っています。
うちださまが納得できるようにと 願います。