毎日少しずつ、眼瞼下垂の話をしています。
本日は「世界一わかりやすい 眼瞼下垂のお勉強」の第3回目
先天性と後天性は どのように違いがあるのかを説明します。
まずは昨日のおさらい。

この図はヘルメットをモデルにして眼瞼下垂を模式化してます
ヘルメットとシールドの間のオレンジの膜が眼瞼挙筋(がんけんきょきん)
シールドの下の方にある紫の部分が
瞼板(けんばん)でまぶたと眼瞼挙筋を繋いでいます。
まず、患者数の大多数を占めている後天性眼瞼下垂ですが
「瞼板から眼瞼挙筋が外れてしまう」ことで症状が起こります。

瞼板と眼瞼挙筋の接合部は案外もろく
例えば
・花粉症で目のかゆみがひどく 常にまぶたを擦っている
・コンタクトレンズを長期間使用しつづけている
・事故などの外傷(ケガ)が原因で
・老化現象のひとつとして・・・
こういったことから 接合部がはがれてしまうと
まぶたを開けるのが困難になります。
手術は、剥がれた瞼板と眼瞼挙筋を繋ぎ合わせます。
元のまぶたの機能を回復させることが可能ですが
手術後の違和感が残ったり まぶたの形が変わると考えられます
自分のまぶたをどのように整えるのか、事前の打ち合わせが大切です。
先天性眼瞼下垂の場合
接合部には問題はないケースが ほとんどです。
眼瞼挙筋の性質が 変わってしまった状態で生まれてきます。

眼瞼挙筋は 本来はしなやかなゴムの膜のように伸縮します。
先天性眼瞼下垂の方の挙筋は線維化(せんい・か)しているといわれます。
眼瞼挙筋は伸縮性が悪い もしくはほとんど伸縮しないので
まぶたを十分に開くことが出来ません。
病院を受診して「挙筋がない」という説明をする医師がいるそうです。
この場合も挙筋は存在するのですが
機能的に 眼瞼をしっかり挙上させるための機能がないという意味で
使っていらっしゃるのだとおもいます。
ここまでのところは ガッテンできましたでしょうか?












すっごく解りやすいです!!
後天性は接合部がはがれてしまう事が原因なのですね。ずっと疑問に思っていました。
目を擦るのも、原因のひとつだと知り、驚きました!
一方の先天性は、生まれつき、眼瞼挙筋の性質そのものが変わってしまっている状態。
後天性とは持って生まれたものが全く異なるんですね。
改めて、娘の病気と瞼の仕組みをきっちり理解する事が出来ました。
コメント ありがとうございます!
実際の眼周囲の解剖とは
少し異なる部分もあるのですが
みなさんがイメージしやすいように
今回のシリーズを作っています。
明日も続きます。
どうぞお楽しみに。