今まで、3回手術をし、
一回目は吊り上げ式で、2回目は挙筋短縮で、3回目は太股から筋膜移植
で、松尾教授式の手術をしました。
3回目の手術は、医者に手術をすれば、眼が閉じれるようになるよ、と
言われたので、その先生の言葉を信じて手術をしたのですが、手術後
1年経過しても、状態は手術前とほとんど変わっていません。
2回目の手術は挙筋短縮だったのですが、2重のラインが目尻の7ミリくらい手前で途切れていて、目尻がまるでものもらいが出来たように腫れているのです。 これは、手術が上手く行かなかった証拠なのでしょうか?
あと、下を向くと白目が目立つので、再手術を考えているのですが、もう
手術はしない方がいいと思いますか?
わかりにくい文章でごめんなさい。
[613] Re: 再手術について(OMA様質問です) 投稿者:OMA 投稿日:2003/12/27(Sat) 16:53
ネコさんへ
こんにちは。OMAです。
3回の手術で眼瞼は挙がったものの、閉じにくくなり、下を向くと白目が出てしまう、過去ログも含めてこういうお悩みを書き込まれていましたね。
下方視の眼球の動きに上眼瞼がついて行かず白目がギョロリとでてしまう現象を「眼瞼後退」といいます。また、眼瞼が閉じなくなる現象を「兎眼」といいます。いずれも本人には大変辛い症状ですね。
これらの現象は、吊り上げ術後でも眼瞼挙筋短縮術後でも発生します。何らかの進展性の乏しい(硬くて伸びない)構造が眼瞼内にあるためで、移植腱膜、眼窩隔膜、あるいは瘢痕などがその原因構造となります。これらの構造を切除すると、眼瞼の進展性はある程度は改善しますが、逆に、挙上した眼瞼は少し下がることになります。
二重の外側のふくらみは、挙筋腱膜前眼窩脂肪が二重形成したところを貫いて眼瞼縁近くまで落ちてきたものです(私も経験があります)。再手術時に脱出脂肪を切除すれば、ふくらみは改善します。
再手術は、これらの事情をご理解の上、ご検討ください。