眼瞼下垂の患者さん、そしてそのご家族からのメールを多数いただいていると、
こんな嘆きの声を聞くことがあります。
「私には なにもしてあげられないのでしょうか?」
そんなことはありません!
赤ちゃんにとって ママの存在は唯一無二なんですよ。
眼瞼下垂である(あるいはそうかもしれない)という事実を知ったその日から
心に重いものを抱えて毎日を過ごすママは 本当に多いのです。
時には治療が必要な、うつ状態になってしまうケースだってあります。
自分のせいじゃないって思ってみても
あの時の自分に問題があったんじゃないかとか
自分の持っている遺伝子のせいで、わが子に症状が出たのかもしれない とか。
思い悩んでしまうのは ニンゲンとして当然です。
でも どうかママは自分を責めすぎないでください。
そういったって、手術でしか 目を治すことはできないですが。
ママにしかできない、
とびきりの愛情を注ぐという、大きな大きな仕事があります。
おっぱい(ミルク)をあげる。
オムツを替える。
笑顔をみせて話しかける。
日々の成長を喜ぶ。
全部が あたりまえのことです。
あたりまえすぎるのことなのですが、それができることってすばらしいことです。
悲しみの渦の中にいるひとは、こういった「あたりまえの育児をすること」がつらいのです。
もしもあなたがつらい気持ちのままで育児をしているのなら、
今すぐ誰かに助けをもとめましょう。
夫や親でもいいし、保健所の保健師さんでもいい。
電話の育児相談でもいい。もちろんネットの掲示板に書き込んでもいい。
自分の気持ちをだれかに伝えることは、それだけでちょっと心が軽くなります。
軽くなった気持ちで 赤ちゃんに、微笑んであげてください。
2010年02月09日
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