Q.どうやら、私の子が先天性眼瞼下垂であることは、間違いなさそうです。どうすればいいのでしょうか?
A.先天性眼瞼下垂は、診断することはそれほどむずかしくはありません
眼科、または小児科を受診することをお勧めしています
まぶたのトラブルについて
さいしょは漠然をした不安が「眼瞼下垂かもしれない」という
見当をつけて 調べを進めてきました。
しかしそれだけでは、まだスタートラインに立っていないともいえます
ひょっとしたら 別の原因や別の病気が隠れているかもしれません。
先天性眼瞼下垂を疑った場合、
病院で「診断をつける」作業をしていただくことが
スタートラインであると 私は考えています。
受診の時期ですが 1ヵ月検診よりも後にいったほうがいいでしょう。
なぜなら、「眼瞼下垂かもしれない」と思っていても
1週間後、10日後に 瞼をあけるケースも珍しくありません。
心配である気持ち 何とかしたい気持ちは よくわかりますが
眼瞼下垂の診断がついても
すぐに治療をすることはありません。
1ヵ月検診で赤ちゃんを見てくれる小児科の医師ならば
先天性眼瞼下垂か どうかは たいてい、わかります。
「違うと思います」、「わかりません」というケースもあると思いますが、それでも親としての疑念が晴れない場合は
「どうしても気になります。眼科の診察を受けたいのですが、紹介してください」とお願いしてください。
後日、その病院を受診します。
ここで出るのはあくまでも
「先天性眼瞼下垂の疑いがあるね・という診断」です。
まぶたのはたらき(とこまで開き どれほどまで瞳を隠しているか)
視力について(見えているか 左右差はあるか)
生後4ヶ月ころになると首が据わり、目でものを追うどうさがはっきりしてきます。横になっているときの瞼の感じと カラダがおきているときの感じはまた違います。
この状態では、
まぶたの状況、
視力の状況・・・下垂している側の目できちんとものを見ることができるか
を見てくれます。
他の原因がわかればその治療をしますが そういった問題が他にはない場合は「先天性眼瞼下垂の診断がつくということになります」
先天性眼瞼下垂については、ここが出発点となります。
我が子に眼瞼下垂の疑いがあり、これから診断・・・という段階ですね。親としても、一番不安が募る時期です。
まず申し上げたいのは、病院の側でも生後3か月のお子さんに合わせた検査を実施いたします。
一点だけ心配なてんがあるとすれば
「眼瞼下垂の診断は首が据わっていないと難しい」とされていますので、カキモトさまのお子さんがまだ首がすわっていなければ、受診の前に病院に問い合わせていただきたいと思います。
首がすわってから受診をしていただければ、受診の回数を減らすこともできます。
そして、「先天性眼瞼下垂だと体が弱い」のではないかというご心配についてですが、それぞれのお子さんのケースで、違いはありますが「先天性眼瞼下垂だから」弱いということはない、と考えています。
ご心配なことがあれば これからもお気軽にお尋ねください。