Q.先天性と後天性の違いはなに?
A.眼瞼下垂の場合、先天性と後天性で一番違うのは眼瞼挙筋の性質です
目の瞬きのたびに伸縮を繰り返しているのが「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」です
先天性眼瞼下垂では
眼瞼挙筋そのものが「繊維化」しています。
例えて言うならば古いゴムひものように あるいは「すじ肉」のように
伸縮性を低下させていたり ほぼ伸縮しない状態である
ということです。
先天性ではまぶたの筋肉そのものが、生まれつき硬い組織に置き換わっているとお考えください。
病院の説明で医師によっては「眼瞼挙筋がない」と説明することがあるのですが、ないわけではなく、変性したものが あるのです。
後天性の場合は
眼瞼挙筋と瞼の組織が外れてしまうことが原因です。
なぜ、はずれるかというと
「コンタクトレンズを長期間使用している」
「目のかゆみなどで 瞼をこする頻度が高い」
「過度なアイメイクの影響」
「事故による損傷」
といった 物理的な原因によるものが大半を占めます。
眼瞼挙筋の働きは保たれていることが多く、
これを手術で繋ぎ合わせることで瞼の機能が改善されます。
もうひとつ 老人性の眼瞼下垂というものがあります
加齢によって、眼瞼挙筋が伸びきってしまったり
皮膚がたるんでしまったり
それ以外にも加齢による「まぶたの開けにくさ」は
すべて「眼瞼下垂」の治療の範疇に入ります。
すべての眼瞼下垂は保険治療の対象になります。
自己負担金は2〜3万円程度です
入院すると 入院に対する費用が発生しますので
実際にかかる費用は 様々です。
2010年02月07日
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