Q.そもそも眼瞼下垂ってなんですか?
A.瞼を動かす筋肉がうまく働かないために、瞼が開きにくい症状を言います。
眼瞼下垂というのは 瞼(まぶた)を持ち上げる筋肉(=眼瞼挙筋)の働きが弱かったり 時には全く機能しない状態で、見た目では腫れぼったく見えたり 眠たそうに見えたりします。
また、程度によって 軽度から重度までさまざまですが
その分類は、眼の瞳がどの程度隠れるかによります。
これは(まつげがないのでやや不自然ですが)、眼瞼下垂がない状態のひとの目のモデルとお考えください<健眼とも呼びます>。
右の目の場合の眼瞼下垂の軽度の例です。
軽度というのは、黒目の瞳(真ん中の黒い部分)が隠れていない状態です。
中程度の眼瞼下垂は瞳が半分程度隠れるものを言います。
重度になると、完全に瞳がまぶたに隠れてしまいます
こうなると光が眼に入らなくなってしまい、視力を形成するうえでの障害が起こりやすくなるといわれています。
もちろんひとりの患者さん、一日のうちでも
下垂の程度は刻々と変化いたします。
2010年02月06日
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