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2013年02月20日

「伝え上手な患者になる!」ために

まぶたの病気 眼瞼下垂の患者・家族を支援している おーばです

今日は久しぶりに「かしこい患者になるために」というカテゴリから。

私は1年半ほど前に小児の視力にかんする動画を偶然発見しまして
それを、ブログで紹介したことがあります。
眼科医の作った視力の話(動画)の紹介
こどもの「弱視」について(動画つき)

この動画は、平松 類先生という眼科の医師が作りました。
ブログに動画を掲載する許可をとるために連絡をとったのをきっかけに
当時、先生が執筆していた本の構想なども聞かせていただいておりました。
その本は2012年4月に発行され、さまざまなメディアにも取り上げられました。


平松先生の最近の活躍はFacebookページに詳しいです。

今回、この本をテーマにした健康セミナーがあるということで、
そのセミナーを受講しに 湯河原に行ってまいりました。

平松先生にお会いするのは初めて、講演を聞くのも初めてでしたが
想像していた以上に 楽しく参加させていただきました。
医療がテーマですとどうしても重苦しくなりがちですが 
身近な話題や笑いを織り交ぜながら わかりやすく説明してくださいました。
医療者側の改めるべきところも 率直に話をしてくれましたし
理想を振りかざすのではなく、今ある現実といかに向き合うかを
しっかりと 語ってくださいました。

先生が本を出して、講演活動をなさっているのは
医療を提供する側と 医療を受ける側とのミスマッチを
なんとか解消したい
という思いがあるからだと 私は思っております。

先生は医者も変わらなければならないことも何度も繰り返していましたが、
でも、旧態依然の医師もまだ多く、一朝一夕には変わらないのが現実。
そして 患者さんの側も医療にお任せの時代はもう終わってしまった。
患者側が受けたい医療を選択する時代になったということを知ってほしいし
まずはちゃんと自分の病気を知ることが大切で
わからないことや知りたいことを きちんと質問できることが大切。
でも、その方法がわからないという人が とっても多い。
著書の中にあった 「3つの気持ち伝達シート」は 書き込み式になっていて
「どうしたらいいか」を具体的に書き込んでゆくことで自分自身の頭の整理にもなるので、とてもいいツールだと改めて思いました。


今回の話は眼瞼下垂の手術にも もちろん応用できます。
そして、誰にとっても無関係な話ではありません。
長い人生のなかでは、自分が病気になったり、家族が病気になるのは 避けられないことですものね。

平松先生は、講演を聞きに来たみなさんに
「今日聞いた話を、みなさんに広めてくださいね」って言ったので
私は、眼瞼下垂のブログを日ごろ読んでくださる皆様に 広めました。

今日も お読みいただきありがとうございました。


「NPO法人眼瞼下垂の会」のホームページも合わせてご覧ください。NPO法人眼瞼下垂の会では会員を募集しています。
Facebookにてfacebookページ「眼瞼下垂の会」を開いています。
mixiページ「眼瞼下垂の会」をスタートしました。
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posted by 大場 美津子 at 21:56 | Comment(0) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月04日

妊婦が生肉を食べてはいけないワケ

おーばです。
最初に。
今回の記事は眼瞼下垂とは一切関係がありません。なので生肉と眼瞼下垂のカンケイも一切ないということを、お断りしておきます。
じゃあ、なぜ、私は今回この話をするのか。
それはこの記事の最後に書くことにいたします。

生肉といえば、今年(2011年)春に大きな問題となりました。
焼肉店で出された生肉(ユッケ)を食べた数名が重篤な食中毒で、死者も数名でてしまいました
肉を加工する段階で適切に処理されなかったために、病原性大腸菌に汚染されたことが原因だとされています。
10月に新たな基準が設けられ 店で生肉を提供することが再び可能になりました
また、店は客の求めに応じて、あくまで自己責任で生肉を提供しているケースも少なからずあるといいます。

しかし、怖いのは病原性大腸菌だけでないとしたら、どうでしょうか。

Dr豆太郎の徒然日記〜娘の闘病・育児日記
このブログを書いている「豆太郎」さん(女性)は、歯科医師です。
待望の第1子の誕生を心待ちにする彼女にある日突然「おなかの赤ちゃんに、異常があるかも・・・」と告げられ、検査の後に赤ちゃんは「先天性トキソプラズマ感染症」と診断されました。
詳細については ぜひ豆太郎さんのブログをお読みいただきたいのですが
感染の原因のひとつとして考えられるのは
「妊娠中に焼肉店で食べた 生肉」 だったということです。

「豆太郎」さんご自身 トキソプラズマ感染症 なる病気があることすら知らず、
(病原性大腸菌の食中毒が報道されたのも、その後のことになります・・・)
誰からも 「生肉は良くない」とも言われず、 
普通の社会生活を送る一員として 焼肉やさんで食事を楽しんだ それだけです。

豆太郎さんのお子さんは生まれました。
今も、いろいろ心配なことを抱えながらも日々成長しています。

豆太郎さんは、自分がブログを書くことで 「トキソプラズマ感染症」のことを
たくさんの人に知ってもらいたい!と考えています。

私も、私がこの病気のことを書き、広めることで世間の認知が広まるための第一歩になればと思い
今回紹介させていただきました。


声をあげることはとても大切です
声を上げることによって そこに問題があることを 知る人が増えます。

私だって このお話を聞くまで、妊婦が生肉を食べることが怖いことだなんて思わなかった。
でも 知ったからには その危険のある人には 声を大にして伝えなきゃと思う


私のライフワークは 眼瞼下垂の患者支援ですが
それ以外の 知られざる病気についての 啓蒙も これからもつづけていこうと思います。


眼瞼下垂の会(NPO法人・申請中)はプレ会員を募集しています。

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posted by 大場 美津子 at 11:21 | Comment(0) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月15日

「自分が知りたい」ことをリストアップしてみましょう

おーばです。

今日は 外来受診をするときのポイントについて、お話しましょう。

お医者様は忙しそうだから・・・
後にもたくさんの患者さんが待っているから・・・
こんなこと質問したら 怒られちゃうんじゃないかしら
私たちは 診察室に入ると いろんなことを考え、そしてとても遠慮がちになってしまいます。

本当は聞いてみたいことがたくさんあるのに
診察室を出てあとで 
ああ、聞きたいことの半分も聞けなかったなあ 
と思ってしまったりもします。

一方、
私は元・看護師ですので、医療を提供する側の気持ちもわかるのですが
医師の側も 
限られた時間の中で
できるだけしっかりと 必要なことを伝えたいと思っています、
そして患者さんには理解してもらいたいと思っています。

せっかく受診という機会があるのですから
これをしっかり活かしたいですよね。

受診の場合に、患者側で準備しておくと良いのは
知りたいこと、聞いておきたいと思うことをリストアップすることです
『紹介状をもらったものの 何がなんだかわからない』と思うようなときは
特に この作業をしてみると 良いと思います。
書き出した項目が2〜3個ならばそれでよし

なかにはレポート用紙に数枚にもわたって
いろいろな項目が出てくることもあるかもしれません
そんなときには
その項目を自分で何回か読み直して
「これとこれは まとめてひとつの質問になりそう」・・・というように
自分が感じている疑問の要点を まとめてみましょう。
だんだん 自分自身がどんなことを知りたいのかが 見えてきます。
知りたい要点が2〜3個に集約できそうだったら それを 受診のときに質問してみましょう

もし「とてもじゃないけれど集約できそうもない」のでしたら
リストアップされた疑問・質問の中で 一番聞いてみたいこと3つを 新しいメモに書き写して
それを握り締めて受診することをお勧めいたします。

さて、今回の
「自分の考えを上に書き出して それをじっくり読み返す」作業は
なによりも 自分自身の気持ちを 見つめなおし、整理するのに大切なステップになります。
最初はもやもやしていた自分の考えが だんだん明確になってくる過程で 役に立ちます。
医師とのコミュニケーションを円滑にするにもプラスになりますし
いい治療 いい医療を受けるために とても大切なスキルです。

今回の提案 いろいろな場で活用してみてください。

posted by 大場 美津子 at 10:01 | Comment(2) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月05日

手術を決意したときの その準備

おーばです。

前回のブログ記事から随分間が空いてしまいましたが
まずは長男のその後から。

口元に生まれたときからの茶色のあざがあって
小学校を卒業するころに、このあざを消したいと わたしに打ち明けた長男。

入学から一ヶ月たって
「誰かにあざのこと言われた?」と聞いてみました。
3週間目あたりで 1人の同級生からあざのことを1度だけ聞かれたそうです。
その話をしてくれたときの長男の表情は 案外さばさばしていました。

今のところそれ以外での苦労はあるようではありますが
あざのことでは苦しんではいないようです。
それでも 7月下旬に手術日が決まったことを告げると
そっか。と言って ちょっとうれしそうにしておりましたので
あざがなくなることを 心待ちにしているようです・・・。

前置きが長くなってしまいましたが
眼瞼下垂の手術をお考えの 学生さん そして小さい子をお持ちの親御さん
この時期に手術をしたい!という思いがあるのでしたら
1年くらい前から 調整をしておいたほうがいいと思います。

特に手術が集中するのは夏休みです。
この時期は学童期〜中高生の手術の希望が集中いたします。
企業の長期休暇がとりやすい時期でもあります。

眼瞼下垂などの手術も 夏休みから埋まってゆく傾向にありますので
就学前の手術をお考えならば、逆にこの時期を外して考える方がいいと思います。

就活前に手術したいとお考えならば、 
手術後数ヶ月はまぶたの腫れが残るとお考えになったほうがよいので
それを見越して 実際の就職活動の半年ほど前に手術ができるようにする

さらに 手術もすぐにできる場合もあれば 
数ヶ月単位、数年単位で予約待ちをすることもあります
評判が良い病院ほど手術を待っている人数も多いという、悩ましい問題でもあります。

まあ、手術を受けるお子さんの都合だけでなく、ご家族の都合、お仕事の都合
考えなければならないことは それぞれのご家庭で違います。
それらの調整をするための時間も必要です。

成長後の手術に関しても 家族の同意が必要なケースは多いです。
今まで一人で悩んできた当事者の方にとっては 大変勇気の要ることかもしれませんが
早めに 相談するよう お勧めいたします。
親のほうも いつ話そう どうやって話そう 本人が言ってくるまでじっと待とう
など、ずーっと悩んでいることも多いのです。

親の側からも治療について、今勧めておいたほうがよさそうだなあ と思えば
そのことは、あなたのお子さんに伝えてあげてほしいと思います。


<結論> 
一、手術をしようと思い立ったならば その準備は早めはやめに やっておくに越したことはない。
  
一、日ごろから 眼瞼下垂のことはオープンに話し合える環境をつくっておくほうがいい。


・・・いかがでしょうか。いくらかでも参考になれば幸いです。


posted by 大場 美津子 at 10:11 | Comment(2) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月26日

あなたの病気は「得意な医者」に診てもらおう。

おーばです 
眼瞼下垂にまつわる いろいろな話をしています。
今回はカテゴリ「かしこい患者になるために」のなかから
「得意な医者に診てもらおう。」というお話をいたします。


眼瞼下垂に限らず、身体の調子が悪いとき、気になる症状があるときには、
私達は、ともあれ病院やクリニックに行きますね。

わたし(大場)は看護師の資格をもっていますが そのわたしにとっても
「診察室で語られる医師のことば」というものは 絶大な力があると感じます。
まして、普段は病院とは縁の薄いひとたちには、
お医者様のいうことなのだから 間違いないだろうと思うでしょうし
また 私たちは
「間違いのないことば」を期待して 病院やクリニックを受診するのだと思います。

もちろん
医師のみなさんは 一通りの勉強をして 国家試験をパスしてきているので
お医者様なら何でも知っていて当然だという そういう期待をするわけですが
やはり、それぞれの医師は、専門の分野に進むのが一般的で
 得意、不得意というものがあります。
しかして、
『見立て違い』だったという場合も 往々にしてあるのが現実です。
ただ、わたしたちの 医師に対する信頼度が強いがために
「病院で、○○と言われたのだから」と かたくなに、それを信じる患者さんや、逆に
「あの病院では患者に嘘を言った!」と怒りを感じるケースなども あるでしょう。

一般的な病気ならば 私たちにも
どの病院に行けばよいのかという見当は つきやすいのですが
患者数の少ない病気や
自覚症状から 原因を突き止めにくい病気などもあって
受診すべき病院にたどり着きにくい といったことも 起こります。

私たちが覚えておくべきことは
医師がいうから絶対だ という考えに あまりこだわり過ぎないようにすることです。 
普通に病院に行くだけでは
あなたの症状や、お困りごとをキチンと解決してくれる医師に巡り会えていないかもしれないのです。

受診した病院で「〜〜です。」と説明されたとき
その説明を聞いて 納得できれば 良いですが、
モヤモヤした 気持ちが残るようならば 別の病院を当たってみることが
有効であると思います。

その際、大きな病院だから とか、なんとなく良さそうという理由ではなく
あらかじめ 自分で気になる症状をもとに 検索をして調べてみたり
実際にその症状をもつ人の体験談を読んだり、その人の話を聞かせてもらうなど
可能な限り 自分で 病気のことを知る努力をしてみることが
大切だと思います。

そうすることによって 受診するのにふさわしい病院というのが
おのずと見つかってくると思います。

眼瞼下垂の基本的なお話については
このブログに書いておりますので ぜひお読みいただき 
参考にしていただければ幸いです。

posted by 大場 美津子 at 11:29 | Comment(0) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月22日

【眼瞼下垂ブログ】医師との会話で疑問を感じたら。

おーばです。

入院中、医師の説明の言葉に「なぜかしら?」と感じたり
外来で医師の診察中に聞き取れないことがあったり
聞かなきゃダメだと思っていても ついつい聞きそびれてしまうことがあります。

私も、 外来のときに 
聞こうと思っていたことを聞くタイミングを逃したり
先生のことばのいみがわからなくって 帰ってから調べようと思ったけれど やっぱりわからない
ということは ・・・実は何度もあって。めんぼくないです。

でも、
たいていの場合、患者や家族の疑問には
医者はきちんと答えてくれます。
むしろ 「わからない」って言ってもらうことで 
「ああ、こういうことが伝わりにくいのだな」 と実感することもできます。
なので 質問はむしろ積極的にしてみてください。

忙しそうにしていて 聞くことができないというケースは多いと思います。
次にその医師と会ったときに聞くことで事足りる場合はいいのですが、
次回が1年後という場合や、次回まで待てないような疑問・質問は
医師以外の病院スタッフに 
自分が思っていることの不安や疑問をお話してみて
その疑問や不安を解消させることもできますね 。

スタッフのかたの説明で納得できる場合もありますし
先生から説明をしていただく「場」を設定してもらえることもあるでしょう。

とにかく もやもやを抱えたままというのは よろしくありませんので
早めに解消する方向で いくと良いです。

今日は医師の言葉に関する疑問をそのままにしないための
いくつかのヒントを書きました。
参考にしていただければ幸いです。
posted by 大場 美津子 at 05:03 | Comment(2) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月28日

【眼瞼下垂】インターネットで病気の情報を得るときに注意してもらいたいこと。

大場です。

眼瞼下垂に役立つ情報を 発信しています。

私自身もネットで「先天性眼瞼下垂」を検索してみることが 良くあります。
10年前 この病名を調べ始めた頃に比べると
実に多くのサイトに出会えるようになりました。

一番増えたと思うのは 病院が運営するサイトです
形成外科・美容外科の運営するサイトで 個別の疾患を詳しく説明することが多いです。
詳しい写真や絵 時には手術の動画などもあって
初めて見る人には びっくりするようなものも多いです。

自身の体験を ブログやホームページにまとめている人も
着実に増えていると感じます。
自分と同じような体験をしている人のブログ記事を読むのは勇気づけられますね。

気になるのは 
どういう目的で運営しているのかが わからないサイトも 結構あるということです。
さまざまな病気がランダムに紹介されているようなサイトや
眼科の病気に特化してはいるのだろうけれど、いまいち何を伝えたいのかがわからないサイト。


手間ひまかけて webページをつくるのですから、何かしらの目的があると思うのですが
検索する人が多そうな記事を掲載することで 人目を引いて
何らかの広告収入を見込んでいるのか
関係ない 自分の目的の商品を購入させるようにみちびいているのか・・・

こういうサイトは読み手として、すっきりしないんです。
いちばんスッキリしないのが 
こういったサイトの場合 たいてい書き手の素性が見えません。

さて、
特定の病院や治療法を強く勧めるサイトも
中立的な立場に立つサイトも
それ以外に目的があるサイトも
・・・ぱっと見て 見分けがつかないというのは 困りものです。

信頼のおけるサイトか否かを見分けるのに 大場が使っているのは
「このサイトを書いているのはだれか」を確認することです。

トップページに戻って「管理者」や「運営者」を確認する
個人であれば プロフィールを確認する。
法人であれば「運営理念」を確認する。
その人がどういう目的で この文章を書いているかがわかれば、 
おのずと その記事の信頼性も 浮き彫りになります。

そういった項目をいくら探しても見つけられなかったり
トップページに容易に戻れないようなサイトは 
私は「信頼できない」 と判断しています。

ちなみに
このやり方は 眼瞼下垂に限らず いろいろな調べ物をするときに役に立ちます。
みなさまも 情報を集めるときには
信頼できるサイトの情報を 集めてくださいね。


posted by 大場 美津子 at 17:37 | Comment(2) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月13日

人気病院にだけ患者が集中することの弊害

大場です

今日は一つの病院に患者さんが集中してしまうことの弊害について
考えてみたいと思います。

だれしも
いい治療を受けたい。いい医師に診てもらいたいという気持ちは持っています。
掲示板や口コミサイトの情報はこういうとき、大変役立ちます。
しかしながら一つの病院に患者さんが集中してしまいますと、
一人の医師が一日に診察できる患者さんの数には限りがありますので、
診察が数ヶ月・数年待たされることも、しばしばあります。
多くの患者さんが治療を待ってつらい状態を我慢しているのは
望ましい状態であるとはいえません。

その病院の受診予約をするためには
『有名アーチストのライブチケットを取る』かのような
電話攻勢をしなければならなかったり、交通費や宿泊代をかけなければならなかったり。
そういった手間を考えると、あるべき医療の姿とは程遠い気がするのです。

眼瞼下垂はある意味「待てる」疾患なので、それが許されています。
許されているから この傾向は ちっとも変わらないのです。

10年前 私がわが子の眼瞼下垂に直面したときに、
十年たってもこの問題が解決されないとは思いもしませんでした。
むしろ状況は悪化していると思います。

一極集中してしまうもう一つの弊害は、その病院以外の医師が育たないということです。
手術は件数をこなすうちに技術が向上しますから
眼科や形成外科の若き医師たちが、たくさんの患者さんを診ることで、
全体のレベルは向上してゆくと思います。

地方においては 眼瞼下垂の治療できる医師が高齢で引退すると
その地方には 眼瞼下垂を治療できる医師がいなくなってしまったという話もあって、
危機感を感じます。

でも
一極集中の元凶は ネット情報のかたよりにあって、
わたくし自身が 原因の一端を担ってしまっているのも事実。
そして 一度できた人の流れを かえることはそうかんたんなことではない。

今後の課題は 今は有名ではないが 有望な病院を紹介したり
いままで クチコミ情報にも載らなかったような病院も
有名病院と同列で紹介すること。

願わくは
日本のどこにいても安心して眼瞼下垂の診断が受けらりたり、
治療が受けられる そんな世の中を作ること

そのために私がやらなくてはならないことは まだまだ たくさんあります。


 ※ 本日の日記は 現状についての、ある側面から見た記事になっています
  別の側面から見ると 全然違う構造になっていると思います。
  そういったご意見にもしっかり耳を傾けていきたいと思っています。
  ご意見 お待ちしております。
posted by 大場 美津子 at 11:00 | Comment(4) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月08日

がんけんかすいを 正しく書く

大場です。

眼瞼下垂にまつわるいろいろなことを 書いています。
今日は「眼瞼下垂・最初の一歩」から

がんけんかすいを正しく書く というお話。

眼瞼下垂のサイトを運営していますと
お悩みを抱えていらっしゃるかたからのメールや掲示板の書き込みを目にする機会が多いです。
時々見つけてしまうのが 
「眼瞼下垂」と正しく書けていないかた。

とても、もったいないのです。

眼瞼下垂は 普通のパソコンで一発変換できませんので
わたしも単語登録をして使っています。

登録をするときに気をつけたいのが
「瞼」が険、検、倹、臉・・・という字になっていることがときどきあります
まちがって覚えているのか たまたまなのか さまざまな問題がありますが

実は、眼瞼下垂と正しく表記できないと困ることがあるのです。
それは 情報を求めて検索するときに
間違って覚えた字で検索をしてしまうと ほとんど情報が出てきません。

PCや携帯端末で、絶対に間違えない「瞼」の字の出し方を お教えします。
「まぶた」 と打ちます。変換します 
絶対に出ます(^^)


手書きのときには 目へん の「けん」と 覚えてください。

・・・話のついでに
検索をする時のコツをもうひとつ書くと
ひらがなの「がんけんかすい」で検索したほうが、より詳しい記事 親切な記事にめぐり合えるかもしれません。

今日は、眼瞼下垂を正しく書くという話でした。



posted by 大場 美津子 at 05:17 | Comment(2) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月30日

今日の眼瞼下垂治療に欠けている視点

おーばです。
大学院生・おーばは、時々とっても難しいことを考えたりします。
今日は、今日(こんにち)の眼瞼下垂治療に欠けている視点について 触れます。
若干硬い内容ですが お付き合いください。

「眼瞼下垂」になったことで、患者さんが精神的にダメージを受けていることは想像に難くありません。
精神的なケアを必要としている患者・家族がいるというのが実際問題として、あります。
しかしながら、眼瞼下垂の方の心のケアは置き去りにされています。
かくして 眼瞼下垂の患者さんの何%かは、術後においても、不満を持ったまま生活することを余儀なくされています。


これまでの治療の歴史を考えると、やむを得ないのですが、
治療の現場では「瞼の形」を治すことはできても、患者さんがその手術を受けるに至った過程や、手術後の「心の変化」までに配慮されることは、まずありません。
それでも、手術前の患者と医師とのコミュニケーションが良好であれば、手術後の見通しがつきますし、
医師への信頼感があれば、多少、思い通りの結果が得られなくても患者が強い不満をもつことは少ないと思います。

しかし患者の思いを十分に聞くという手順を無視してしまったり、
事前の意思確認が十分になされないままに進んでしまいますと、
手術をしても、「患者がその結果に納得できない」といったことが生じます。
医師に対する信頼がないと、患者は医師に治療の責任を求めます。
その上、納得がいかなければまた次の病院を探し、そこでの治療を求めます。
次もその次も同じ経過をたどる ということが生じることもあります。

 医師は そんな患者たちに「ドクター・ショッピング」「ポリサージャリー」と命名し、「困った患者」の烙印を押して、精神科を紹介することもあるのですが、
「モンダイの本質」を把握しないままに向精神薬を処方されて、それを服用させても 決してモンダイの解決にはなりません・・・。



私が、眼瞼下垂の患者さんとのやりとりの中で思い知ったのは
ひとりひとりの患者さんと、真剣に向き合うことが 
お互いに納得のいく医療へのたった一つの道であること、です。 

それは医師と患者の齟齬をなくし 患者の思いを解き放つ作業です。
そこからその人にとってのよりよい道を見いだすことができるのです。

じっくりと患者に向き合う。納得するまで一緒に考え、
そして患者さん自身に解決策を見いだしてもらうという
その作業自体は、とてもシンプルなことです。
ただし、時間をかけなければなりません
その作業のためにスタッフがひとり かかりきりになります。
それゆえ 臨床でこれを実現させるのは、この上なく難しい。
従来の診療体制で、従来の職種の中でこれを叶えることはほぼ不可能です。
でも外部の人との協働ができれば、可能になるかもしれない。
「医療コーディネーター」がいるならば。


ここまで書くと このしくみが必要なのは 
眼瞼下垂だけじゃないってことは、だれの目にも明らかになる。

がん治療の分野などでは 専門看護師も増えてきましたが
足りているとは思えない。
他のあらゆる疾患に対しても、積極的な取り組みが期待されます。

医療従事者と患者の橋渡しが出来るようになることで、
日本の医療の「満足度」は 飛躍的に良くなると思います。


そして、
たぶん ここに私の存在意義があるのだろうと思っています。


ものすごく大きい野望なんだけど 
それに向かって 今、できることを やってゆきたいですね。



posted by 大場 美津子 at 00:00 | Comment(0) | かしこい患者になるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする