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2011年09月05日

形成と美容のはざまで揺れる、まぶた。

おーばです。

シリーズ企画「眼瞼下垂のおーばが語る『整形』のおはなし」
なかなか構想をまとめられずにおりましたが、今日から(やっと)スタートいたします

第一回は『形成と美容のはざまで揺れる、まぶた。』


 まぶたの働きを大きく分けると2つあります。眼を保護する役割(機能面)と、容姿や表情からみた役割(心理面・社会面)

まぶたは 眼球を乾燥や衝撃から守り、過度な眩しさから守ります。なので、まぶたの機能がうまくはたらかないと、いろんな影響が出ます。

 まず、まぶたがあがりにくいのですから 視野が制限されます。
ものが見えにくいということは、いろんな情報が入りにくくなりますから、生活してゆくうえで、これは大変に不便です。
 先天的な眼瞼下垂のお子さんでもこれは無意識のうちに何とかしようと思います。見えにくさを補うために顎を上げて物を見たり、片方のまぶたが開きにくい場合は首をかしげてみたり。指でまぶたを押し上げてものを見る子もいます。
なかには見えにくい側の目を使わなくなってしまうケースもあって、そうすると、視力が育たなくなってしまう(弱視)という別の問題につながることもあります。

 それと同時に、まぶたを動かす筋肉の働きをほかの筋肉を使って補おうとする動きが出てくることがあります。それは、眉を動かすものであったり、額にしわを作る表情筋だったり。それを無意識に行うことも少なくないのです。
 ただし こうした代償の働きは、身体に多少の負担をかけるものです。
そのため、眼瞼下垂に悩む方の中には、ひどい頭痛になやまされつづけていたり、慢性の肩こりを抱えていらっしゃったり という方も少なくないです。

 原因不明のひどい頭痛を持っている方が、その治療法を模索する中で始めて眼瞼下垂と診断され、眼瞼下垂の手術をすることによって、長年の頭痛から開放されたという話もあります。自分も周囲も、生まれつきの眼瞼下垂に気づかずに経過し、頭痛という全身症状で初めて認知されるといったこともあるわけです。

さて、まぶたのもうひとつの役割は、容姿や表情に関係するものです。
目は容貌の中心にあり、その人の顔つきを特徴づけます。
そして、表情ひとつで相手に与える印象というのは 大きく変わるものです。

このページをよんで下さっているかたには言うまでもありませんが、眼瞼下垂はまぶたが下がってしまうのが最大の特徴です。片目の眼瞼下垂の場合は、左右の目の大きさが大きく違ってきますし、両眼性の下垂の場合は「目が細い」というだけでなく「目つきが悪い」「眠そう」「不機嫌そう」・・・とあまりいい印象をがないというのが現実。そして、それらを手術で改善させるのもまた、形成外科の役割ですが、審美的な要素を重視した結果、美容外科を選択する人も、少なくありません。

 これまで書いてきたように眼瞼下垂からおきる「不具合」は多岐にわたるります。私も この病気についてさまざまな人と対話をしてきました。皆さんのお悩みの種がどこにあるのか その程度なのかは お一人お一人で違うということを実感します。ひとくちに眼瞼下垂といっても、「受けたい治療」に違いが出てくるのだなあと 改めて思うわけです。



身体面、機能面に 辛さを感じている(形成外科的な問題を解決したい)からこそ 眼瞼下垂の治療を受けたいのに、 その結果で 見た目が変わる(目が大きく見えるようになるのでいわゆる『整形』と思われる)ことに悩まなければならないなんて 考えてみたら実に不条理なことです・・・。

その問題に「正解」はないと 私は思っています。
結局のところ それぞれの気持ちで決めてゆくことになるのです。
機能面の問題と 見た目の変化の問題を 自分なりによく比べて
手術をするのかしないのか するとしたら どんな仕上がりをめざすのか
そういったことを しっかりしっかり 考えてゆくことが大切になってくるのだと思います。

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posted by 大場 美津子 at 10:02 | Comment(0) | 管理人のことば | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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