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2010年02月13日

[522] 治療のstanderd


[522] 治療のstanderd- 投稿者:OMA 投稿日:2003/12/01(Mon) 23:43
OMAです。
「「形成外科」と「眼科」の矛盾」の件ですが、科というよりも、医師一人一人の考え方が違う、と言ったほうが良いでしょう。眼瞼下垂の診療にstandard(標準)なんてありません。術式然り、手術時期然り。これは、読者の皆様に怒られそうな話ですが、現実です。どの施設でも、各医師が自分が「最高」と信じ込んだ治療方針と術式をしています。私も、いろいろ書き込みをしていますが、標準化されていない事項については、「私の意見ですが」と書くようにしています。これに賛成しない方も多いと思いますが、私は気にしません。
最近、医療の世界にもEBM(evidence-based medicine)という言葉がでるようになりました。これは、良い治療を求めて、統計学的に結果処理していくことです。例えば、5年生存率という物差しで、胃がんの手術のときのリンパ節はどこまで取ったらよいか検討したり、乳がんの乳房切除術と乳房温存手術を比較したり。抗がん剤なら、どれが最も効くかなど。そこには、最終的にrandamized trialというチャレンジが入ってきます。すなわち、Aという術式や抗がん剤を用いるか、Bという術式や抗がん剤を用いるか、くじを引いて実行。その結果、良い術式、薬が生き残るのです。今の世の中では、ここまでしないと、「標準」がつくりだせなくなってしまいました。
ところが、この方法、眼瞼下垂診療には、なじまないのです。なぜって、何をもって成功とするかの物差しがないし、くじをひいてどちらの手術を受けるか決める患者さんがいないからです。
読者の皆様、自分の子の下垂を治療するのに、
「くじを引いて、右目は生後1年で吊り上げ術、左目は生後10年まで待って眼瞼挙筋短縮術。どっちが良くあがるか、乱視が少なくなるか、比べましょう。」
こういう治療方針に賛成しますか?
私は、イヤです。
posted by 大場 美津子 at 06:06 | Comment(0) | 眼瞼下垂ってなんだろう | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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